QMSとは、Quality Management Systemの略であることは、ご理解いただいていると思います。
ISO9001の基本的な考え方であり、主として製品やサービスの品質管理のツールとして使われてきました。
一部の会社では、品質管理の対象を業務品質や経営品質まで拡大して全社的な取組みを行っているところもありますが、まだまだ少数派のように感じます。ISO9001の認証取得の動機が取引先からの要請であり、そこから進化できていない組織では「認証登録の維持」が目的となってしまい、会社全体に浸透していかないケースが多いようです。
仕組みを理解すると、製品やサービスの管理という部分的な対応ではモッタイナイと感じるようになります。
さらに、この仕組みを個人の人生のクオリティ(質)向上に活かしてはどうですか、というのが今回のお話です。

この図は、ISO9001の基本構造を個人の人生に置き換えたものです。
ご自身を取り巻く様々な環境の中で、どのようにして幸福な人生を実現していくか、基本的な考え方を図式化したものと言えるかと思います。
このブログでは、これまでに7つの習慣やマンダラチャートなどの手法を紹介してきましたが、この図が最も基本的な設計図と言えるかもしれません。この図を頭に入れておくことで、今自分はどこにいるのか、何をしているかのかが把握でき、自分を見失うことはないと思います。
少し図の解説をしておきます。
中心となるのは、「主体性」です。
「主体性」については、7つの習慣の1回目に詳しく書いていますので参考にしてください。
実践「7つの習慣」_五月病やうつ病予防に効果的なテクニックを伝授します – QMS経営研究所®
「計画」については、マンダラチャートが役立つと思います。
立てた目標を達成するためには何をすべきか、具体化しましょう。
人生のクオリティ向上⑧マンダラチャート – QMS経営研究所®
あとは、実行➡評価➡改善というPDCAを繰り返すことです。
皆様の人生のクオリティ向上の一助になれば幸いです。
コメント