参考図書⑧おっさん力

8冊目の本は、影山 貴彦という方が書かれた「おっさん力」です。
「●●力」という本が流行りましたが、2004年発刊ですから20年前の本になります。出世街道には乗り切れなかった中高年のオヤジに向けたエール本ですが、今でも十分通用する考え方が載っています。
私も仕事でうまくいかない時期にたまたま手に取って、ずいぶん元気をもらいました。その中からいくつか、紹介したいと思います。

●会社を利用しろ、上手に渡れ。
会社は思う存分利用できるパトロンのような存在である、と割り切ってしまう。余力を残しておく、そしてそれを自分のために有効に使う。会社は会社、自分は自分、そして家族のために小遣いをくれる大切な存在、それ以上でもそれ以下でもない。自分を追い詰めない、肩の力を抜く。

●出世できないとかわってからが本当の勝負。
人にはそれぞれ個性があるように、器の大きさや形は違う。追い越されて内心穏やかでない気持ちを封印してしまうこともないが、ひがみ根性や負け犬の思想に陥るのはやめよう、何より負けてなどいない。会社の出世など、吹けば飛ぶようなもの。自分自身にしかない楽しみを見出すことに力を注ぐ。決して諦めてなく、ひがんでもなく、達観しているわけでもない

●不易流行
両方のおいしい部分をすくい取って生きる。流行だけでは心の中に空洞を感じ始める、不易ばかりでは老人である。中高年は、いい塩梅に選択する能力が熟しかけている世代である。

●自分を笑いのネタにする
差しさわりのない話しかできないのは、自分の殻を打ち破ることができていないから。自分は管理職だし、部下にこんな恥ずかしい話はできない、というエピソードほど興味を持たれる。

●いくつになってもオスは切ないと割り切る
ギトギト感がなくなると、女性は寄ってくる。枯れているようで枯れていない。ギトギト感を出さずに、イヤらしくなくオスの部分も残している。

●時には、本当に怒る
理由もなくキレるのではなく、ちゃんとした目的意識をもって怒る

●ひとりになれるシュエルターを持っている
自分自身をリセットできる空間、時間を努力して確保する。


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