参考図書⑲60歳からの10年間は自分力で生きる

今回紹介する本は、野末陳平さんが書かれた「60歳からの10年間は自分力で生きる」です。
野末陳平さんといえば、タレントや政治家として活躍されていましたから、名前を知っている方も多いのではないかと思います。本もたくさん出されていて、その中の一冊です。2003年出版ですから、今から20年以上前に書かれた本です。すでに絶版らしく、ネットで検索してもAmazonで中古本しかヒットしませんでした。私は少し前にブックオフの100円コーナーで出会いました。
内容は本のタイトルからもだいたい想像できるのではないかと思います。昨今、人生100年時代だ、定年後の生活をどうする、などと盛んにマスコミは騒いでいますが、基本的な考え方や対処の仕方は20年たっても変わらないような気がします。私がいいなと思って参考にしている点を紹介しておきます。
あなたには「自分力」が備わっているでしょうか。

●好奇心はいまだに旺盛で、新しい店や評判のスポットにはできるだけ足を運び、のぞいてみる。

●マメに情報を集め、気になるもの、役に立ちそうなものはとりあえずメモをとっておく。


●嫌われるのを覚悟で、言うべきことを言う。言いにくいことでも遠慮なく言う。会社でも家庭でも自分を殺さないで前面に打ち出す。


●わからないこと、知らないことは部下や若い人に素直にたずね、見栄を張らずに教えを請う。


●頼まれれば、自らのコネで人を集め、動員も可能だ。


●時には妻子を怒鳴る。怒鳴る気力、元気がまだある。


●妻子が留守でも自分のメシくらいは自分で作れる。自慢できるレシピがある。


●礼状や返事を溜めない。その日のうちにきっちり自分で処理して、人任せにしない。


●再就職した会社が中国に単身赴任を命じた。妻は反対するが、仕事のためなら喜んで行く。


●部下の上司(女性を含む)に人前でなじられ、叱られても我慢できる。切れない。


●体力にはまだまだ自信がある。1時間議論しても疲れない。2時間歩いても、まだ余裕がある。


●酒を飲んでも、周りの人の雰囲気に合わせ、楽しい飲み方ができる。悪酔いも二日酔いもしない。


●話題の本は必ず読む。少々わかりにくくても、最後まで読み、なぜこれが評判なのか、自分なりに考えてみる。


●年代を問わず、女友達を持つ努力を怠っていない。好みのタイプには積極的に近づき親しくなる。


●タクシー利用はなるべく避け、電車も回数券、買い物も安売り、ポイント制を使って、小銭の節約に心がける。


●友人、同僚とは昔話を意識的に避け、新しい話題や情報の交換をする。少なくとも自慢話はしない。


●身だしなみに気をつける。おしゃれに関心を示す。


●目下の者に対しても聞き上手になれる。


●人一倍、「欲と二人連れ」でガンバル気持ちが強い。


●他人より、自分にはボランティア精神があると思う。

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