七つの習慣の旅も、いよいよ終わりに近づいてきました。第七の習慣は「刃を研ぐ」です。どんなに立派な包丁でも、常に研いでいないと錆びてしまいます。腕のいい料理人が日々自分の包丁を研ぐように、私たちも自分自身を磨き続ける必要があります。
●成長の連続体
左の図は、本で紹介されている七つの習慣の相関図です。七つの習慣を取り入れることで、誰かに何かに依存した状態から自立状態になるという私的成功を経て、更には周囲の人たちと相互依存状態を作り出すという公的成功をおさめることができる、ことを示しています。
第七の習慣である「刃を研ぐ」は、すべての習慣を可能にするという意味で、ほかの全ての習慣を取り囲んでいます。
「刃を研ぐ」ということは、自分自身という最も大切な資源を維持することであり、四つの側面「肉体的側面」「精神的側面」「知的側面」「社会・情緒的側面」のそれぞれを再新再生させることです。四つの側面を、定期的に、一貫して、賢明に、バランスよく、磨き、向上させることが重要であるとされています。
①肉体的側面
肉体的側面で「刃を研ぐ」とは、自分自身の身体を大切にするということです。バランスの取れた栄養のある食事をとり、十分な休養を心がけて、定期的な運動をすることです。この三点は、ほとんどの健康法や長寿法に書かれている内容と共通するものであり、皆さんも耳にタコができるくらいお聞きになっているかと思います。では、皆さんは具体的にどのような方法を日常生活になかに取り入れられているでしょうか。このブログで強調しているのは、「実践」です。いくら多くの情報を取り入れ、知識を身につけても、実践しないと何の役にも立ちません。
・食生活で気をつけていること;
・十分な休養を取るために気をつけていること;
・定期的な運動
それぞれについて、どうしているか、どうしてゆきたいか、考えてみて下さい。
人にばかり「実践」を勧めていて、お前はどうなんだ、と言われそうですので、私の実践法を話しておきますね。
まず、食生活の面では何を食べるか、食べるものに気をつかっています。ジャンクフードを避け、身体にいいとされるものを優先する、まあこれは当たり前のことかもしれません。朝はヨーグルトにバナナ、夕食では納豆にキムチは定番です。朝昼晩決まった時間に食べ、腹八分目を心がけています。まあ歳のせいか、あまりたくさん食べれなくなった、という方が正確かもしれません(苦笑)。アルコールもたまに友人とワイワイやるのは好きですが、家庭では飲まないようにしています。あとは、極力外食を避けるということです。スーパーやコンビニで売られている食品には、裏面にどんな原材料を使っているか、産地はどこか等の表示がありますが、外食で出てくる料理には表示がありません。日本のことですから大きな問題はないとは思いますが、得体のしれないものは避けるに越したことはありません。ただし、矛盾するようですが、家庭では作れない料理をたまに外食で楽しむのはいいものだと思います。
食べるものに関しては、以前このブログでも紹介した本が参考になるので、リンク先を貼っておきます。
参考図書⑩腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境 | % (qms-sr.com)
十分な休養を取るという点では、早寝早起きを心がけています。夜は10時から11時には寝るようにしていますが、心がけているというよりも自然と眠たくなる、これも歳のせいかもしれません。早く寝ると自然と朝早く起きるようになり、だいたい5時頃から活動を始めています。このブログを書いているのも、だいたいこの時間です。
定期的な運動については、コロナ以前は週末のロードバイクでの遠乗りを習慣化していましたが、最近はいろいろ理由をつけてあまり乗れていません。以前は1日に100㎞以上走っても平気だったのですが、最近では50㎞がやっとという状態で、身体は正直だと感じます。加齢のせいもありますね。最近始めたのが、テニスの壁打ちです。近所に区の公園があり、その一角で壁打ちができるようになっています。雨でない日は早朝30分くらい壁打ちをするようにしています。かいた汗をシャワーで洗い流して一日を始めると、とても気持ちがいいものです。
長くなりましたので、今回はこれくらいにします。次回は②精神的側面以降の解説をしたいと思います。
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