参考図書⑳必ず食える1%の人になる方法

今回紹介する本は、藤原和博さんが書いた「必ず食える1%の人になる方法」です。
藤原和博さんと言えば、リクルート出身で東京都で初めて義務教育の民間人校長になった方ですので、名前はご存じの方も多いのではないでしょうか。リクルート出身だけあって、実践的で役に立つ情報が載っています。
このブログは「中高年を元気にする」ことがテーマの一つです。これまでに私が入手した情報の中で、役に立ちそうな、実際に自分でやってみて役に立った、そのような情報を紹介しています。この本は中高年もそうですが、特に若い人に読んでいただきたいと思います。長い人生を豊かに生きてゆくための考え方が紹介されています。
最近、「リスキリング」が流行語になって、皆さんの中にも資格の勉強を始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただ、「士業は衰退産業である」ということも言われていて、決して何らかの資格を取得したからと言って、それだけで食べていけるわけではありません。どんな難関資格でも、全国には何万人規模で資格保有者がいます。単に資格取得だけでなく、資格をどう生かすかという発想が必要です。
私が参考となった部分を紹介しますが、最後の7つの条件について、ご自身が当てはまるかどうかチェックしてみて下さい。

ビジネスパーソンは、はっきり二極分化していく
ほんの一握りのグローバル・スーパーエリートと、それ以外の大多数の人々。中間層の年収400~800万円クラスが少なくなり、200~400万円の人たちと800万円以上の人たちに分かれていく、その格差はどんどん拡大していく。

●一つの分野で、1万人に1人、100万人に1人になるのは至難の業だが、2つの分野で1万分の1人、3つの分野で100万人に1人ならなれる。3つの分野でそれぞれ100人に1人になる。

●自分が所属する事業会社のライフサイクルよりも、自分のライフサイクルの方が長いという逆転現象。寄らば大樹の陰は通用しない。たとえ組織に所属していても、頼れるのは自分の能力しかないと覚悟する。自分自身が大樹となるべく、一生をかけて枝葉を広げていく努力を意識的にしていかなければならない。セルフエンプロイド:自分で自分を雇用している人。サラリーマンであっても、自分自身が自分を雇用している経営者だと考え、プロフェッショナルとして会社に対して高い付加価値を出していく。会社の中で自営業をする感覚を持つ。会社に寄り掛かるのではなく、会社が蓄積した資産を使い倒し、会社をビジネススクールだと考えて、自分自身の能力を徹底的に磨いていく。社外に目を向け、いつでもどこでも通用するスキルを鍛え上げる。プロ志向を持ち、自らの武器を持てば、個人がブランドになる可能性がある。

●7つの条件をクリアして1%の人になる
条件1:パチンコをするかしないか
(時間をマネジメントする発想があるかどうか)
条件2:携帯ゲームを電車の中で日常的にするかしないか
 (メディアを主体的にコントロールできるかどうか)
条件3:本を月1冊以上読むか読まないか 
(情報処理力よりも情報編集力で教養を身につける)
条件4:会社で作業をする人か、仕事をする人か 
(人から与えられるのが作業、自分からするのが仕事)
条件5:営業力・プレゼン力・交渉力があるかないか
(営業力の極意:相手と見つけた共通の話題で30分会話できるか)
(プレゼンの極意:相手の頭の中にある要素を組み合わせて説明する)
(交渉力の極意:共通点を探し相手を安心させ相手の頭にある要素で話す。
条件6:正解主義、前例主義、事なかれ主義を打ち破れるか否か
条件7:合わない上司がいるかいないか 
(合わない上司とぶつかった時のリスク対策、すげかえ不可能な人材になる)

あなたは、いくつクリアできましたか?

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