参考図書21.サラリーマン3.0

今回紹介する本は、伊関淳さんが書かれた「サラリーマン3.0」です。
内容はタイトルから想像される通り、新しい時代のサラリーマン(この言葉自体が死語かもしれません)のあり方について書かれた本です。
2011年発刊ですから10年以上前の本ですが、今での十分通用する考え方が紹介されています。
私も現役時代にこの本に出合って、ずいぶん参考にさせていただきました。
人生100年時代と言われ、やれリスキリングだ、副業だ、起業だと新しい場所へ誘う話をよく聞きますが、今いる場所でどう楽しむか、という発想も必要です。特に中高年になって、全く知らない世界で一からやり直すのは大変です。それよりもこれまで培ってきた知識や経験を活かして、現在の会社員を続けるという選択肢もあると思います。ただし、嫌々ながら仕事をするのではなく、自分しかできない強みを見つけて自分で仕事を作る、そうすることで楽しいサラリーマン人生を送れるのではないかと思います。
以前紹介した「おっさん力」とセットで読むと、モアベターですね。

参考図書⑧おっさん力 | % (qms-sr.com)

サラリーマン3.0とは、会社に身を置きながらも、それに縛られないような思考法のこと。会社からは自由でありながらも、まわりとのつながりを大切にする思考法。

●自分の中にある楽しさを行動の基準にする。

●意気込みを具体化したいなら、期限や数値が抑えるのが最も手っ取り早
●いくつになっても、歳のせいだと言い訳しない。


●結果に対するこだわりをしっかり持ちながら、努力することを楽しめるのであれば、「楽しい状態」は持続する。


●平日(オン)、休日(オフ)という発想を捨てる。全く別の情報を入れ、仕事の情報を追い出す。


●リスクやハプニングを楽しめる姿勢があるかどうか。


「今のあなた」から「去年のあなた」を引き算すると、何が残るか?具体的な答えがない人は、1年後も5年後もおそらく10年後も大した成長もしないままただ歳をとっていく可能性が高い。


●自己投資の対象となる無形物はなくなることがない。自己投資とは「形のないもの」を買うことである。


●仕事術、勉強法、マニュアルを捨てる


●80%の状態を80%の時間で仕上げる、期限までに20%の余裕を残しておけば、リカバリーできる。


●週末にも名刺を持ち歩く、会社の名刺とは別のものも持っておく。顔写真、フェイスブックのID・・・個人の人脈を広げる工夫をする。


●会社まるごと、業界まるごと、ゆでガエルとならない。 「そのうち始めよう」と思って1年たつと、取り返しがつかなくなっている。


●相手の年齢や役職だけで人を判断しない、相手の人間性に対して敬意を払う。


●世代のギャップ、男女のギャップ・・・こうした溝を埋めるためには情報が必要だ。それを日頃から収集しているから、さまざまな人とフラットに付き合うことができる。


●情報を自ら発信する側にまわると、情報を持つ人たちとつながることができる、より多くの情報が集まってくる、面白いことが自然と集まってくる。


●楽しいことを探して働き続けているうちに、いつの間にか起業に踏み出す。

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