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サイト運営者のなかやと申します。
1958年生まれ、四国は愛媛県の出身です。大学を卒業後、食品メーカーに就職し定年退職まで勤めました。会社員時代は製品開発、生産管理、品質保証の仕事をしていました。在職中にISOマネジメントシステムの審査員資格を取得し、副業の形で審査員としても活動してきました。ISO9001(品質マネジメントシステム)、 ISO14001(環境マネジメントシステム)、 FSSC22000(食品安全マネジメントシステム)の審査員資格を有しています。
また、社会保険労務士の資格も有しています。社会保険労務士は社会・労働保険関係法令にに関する国家資格であり、人事労務に関する専門家です。近年、労働関係の法改正が頻繁に行われており、各企業が単独でキャッチアップしてゆくのはなかなか大変です。専門家である社会保険労務士にお任せいただくことで、法改正にもミスなく対応することができ、企業は本来の事業に集中して取り組むことができるようになります。
審査の仕事で多くの企業を訪問していますが、「人の問題」が最大の経営課題になりつつあると感じています。少子高齢化の進展に伴う労働力不足に加えて、政府はリスキリングをうたって成長産業への人材の移行を図ろうとしていますし、人材紹介の会社は転職しない者は時代遅れのようなイメージの広告を流しています。人材の流動化はますます激しくなることが予想され、特定の人に依存した経営は経営は行き詰ってしまう予感がします。
ISOマネジメントシステムは欧米の考え方を基礎としており、仕事を「標準化」することで、人が変わっても同じように仕事ができるようにするためのしくみです。ISOの考え方を経営に取り入れることで、「人の問題」の解決の一助になるのではないか、社会保険労務士とISO審査員の両方の知識を生かしたご提案をしていきたいと考えています。
ISO9001が日本に入ってきて約30年が経過し、大手中堅企業を中心に、ISOを認証登録し企業間の取引に活用されています。詳しい調査データがありませんので、正確なことはわかりませんが、認証登録の維持が目的の中心になっている組織が多いように思われます。ISO9001はQMS(クオリティ・マネジメント・システム)であり、顧客に満足してもらえる製品やサービスを継続して提供するためのしくみですが、上手に活用するで組織そのもののクオリティをマネジメントすることができます。ISOを単に認証登録のためだけに使うのでなく、「クオリティの高い会社」にしてゆくための体系的な手段として活用していただきたいと思います。そのための情報も発信してゆきたいと考えています。