このコーナーでは、ISO9001の内容についてできるだけ平易な言葉で解説をしていこうと思います。
なお、QMS経営研究所の目的である「クオリティの高い組織の実現」のために、本来の規格の要求事項を拡大解釈した内容も含まれていますので、予めご承知おきください。
ISO(アイ・エス・オー)とは、スイスのジュネーブに本部を置く非政府機関 International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略称です。そのまま略すとIOSですが、ISOです。
ISOの規格は国際的な取引をスムーズにするために、何らかの製品やサービスに関して「世界中で同じ品質、レベルのものを提供できるように」という国際的な規格です。
ネジ、カメラのフィルム、カードのサイズ、非常口マークなどモノの規格の他、マネジメントシステムについても規格が定められています。
マネジメントシステムとは、方針及び目標を定め、その目標を達成するために組織を適切に指揮・管理するためのしくみです。
良いしくみを実現するために求められる事項を規定したものが、マネジメントシステム規格であり、その対象の違いなどによって、いろいろな規格があります。
最も有名な規格がISO9001(品質マネジメントシステム)ですが、ISO14001(環境MS)、ISO27001(情報MS)、ISO22000(食品安全MS)、ISO45001(労働安全MS)などの規格があります。
ISO9001の原本は英語で書かれていますが、内容を変更せずそのまま和訳したものが、JIS Q 9001です。
日本企業がISO9001を認証取得していると言っても、実際には日本語に訳されたJIS Q 9001で審査を受けています。
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