麻雀の世界で20年間無敗という伝説のプロ雀士、桜井章一さんの本です。
運とかツキというものは、自分ではどうしようもないと思いがちですが、考え方や行動の仕方で、運を引き寄せることができるそうです。どうすれば運を引き寄せることができるか、具体的な方法が紹介されていますので、私が参考になった部分をいくつか紹介します。
●鈍感だとツキに見放される。
感性を高めて、いろいろなことに気づくように努める。
●気づいたら、即行動を習慣づける
●麻雀は「何かを得たら何かを失わなければならない」という点と「選択の連続であるという点で人生に似ている。
●考えすぎない。大切なのは選択の結果ではなく、選択の基準である。金とか地位とか名誉とか、そんなつまらないことを基準にしないで「本当の自分がまっとうに生きる」ことを基準にして、いいと感じたほうを迷わずに選ぶ。
●ツキはナマモノ。同じことは二度と起こらない。ツモる前に何を切るか決めておく。先を読みながら、常に次の行動を準備しておく。
●流れを見極めて、それに応じた発想や行動を心がける。いい流れのときはそれなりの、悪い流れのときにはまたそれにふさわしい発想や行動をとることが「ツキの流れに乗る」ということである。
●「悪い内容で勝つ」より「よい内容で負ける」流れが悪いときはじたばたしないで、正しい手順を打ち続ける、あがれなくとも、振り込んでしまっても、自分の麻雀を打つ。
●自分に素直になる、自分との約束を守る。いいことも悪いことも自分の思ったとおりに行動する。あらかじめ、自分で勝負どころを設定しておき、そこだけは間違いなくものにする。
●お天道様が見ている。ツキはずるい人を嫌う。
●麻雀は降りたら負け。ベタ降りしていたら、勝負どころを逃してしまう。勝負どころは逆境の中に訪れる。3人リーチの絶体絶命の事態に、もうダメだとがっかりするか、勝負をあきらめてベタ降り、それとも勝負の醍醐味を感じてワクワクするか。
あなたは人生という舞台で、どんな麻雀を打ちますか?
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