人生のクオリティ向上⑦強みの見つけ方

長年、会社員として勤めてきて、ある日突然「あなたの強みは何ですか」「あなたは会社にどのような貢献ができますか」と問われるケースも増えてきているようです。専門的な職種の方はそれほど悩まないかもしれませんが、新卒で入社して会社の辞令に従ってその時々与えられた課題を一生懸命こなしてきた多くの方にとって、急にそんなことを言われても困るのではないかと思います。
●●という資格を持っているのが強み、と言われる方がいらっしゃるかもしれませんが、合格率10%以下の難関資格でも全国にはおそらく数万人の資格保有者がいます。単に資格を持っているだけでは、その中の一人でしかありません。あなたしかない特徴、スペシャリティを見つける必要があります。
そのための方法として、これまでの人生を振り返り書き出してみることをおススメします。ただ、実際にやってみると、なかなか思い浮かびません。そこで、強制的に頭の中にある記憶を引っ張り出す「ブレーンライティング」という方法を紹介します。アイデアだしの手法として、皆でワイワイ話し合う「ブレーンストーミング」は有名ですが、こちらは一人でとにかく何でもかんでも思いついたことを書き出していきます。子供のころなりたかった職業、生活信条、大切にしている言葉、褒められたこと、嫌だったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、人生で経験した大きな出来事などなど、制限をしないで書いてみます。書くのはポストイット(付箋)が適しています。
次に書き出したものを眺めながら、できればグルーピングしてみます。できなければ、そのままでも結構です。もし1回やってみて、あまり枚数が書けないようでしたら、2回、3回と繰り返してやってみます。ポイントは、制限時間を決めて一気に書き出すことで、自分では思ってもみなかった過去の記憶がよみがえってくることがあります。
このような作業を通じて、他の人とは違った何か、これとこれを組み合わせたらだれもやっていない、などの発見があれば幸いです。それがあなたの強みになります。

以下の事例は、私がやってみた「なかやスペシャル」を見つけようとした時の記録です。色を分けていますが、あまり大きな意味はありません。当時は仕事とかプライベートとかで分けているようですが、あまり気にしなくて結構です。
私の場合は、会社を辞めたいと思っていた時に勉強して取得した社会保険労務士という資格と、仕事で関係していたISO審査員の資格を活かすことが強みだと考えています。どちらの資格も、それぞれ数万人の保有者がいますが、両方の資格を持った人はあまり聞きません。これを武器に進んでいきたいと考えています。
ぜひ、あなたも「●●スペシャル」という必殺技を見つけて、残りの人生を楽しく歩んでいただきたいと思います。

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